手仕事のアニメーション
2014.01.13 Monday
「手仕事のアニメーション」を観に、
東京都写真美術館へ行ってきました♪
1/26まで、アニメーション3作品をまとめて観ることができます。
どの作品も味わい深くてぐっとくるものばかり。
涙が目尻にじんわりきて焦りました。
「ゴールデンタイム」では、
テレビ君と自分を重ね合わせて見たりして。
ブラウン管が取り除かれ、木の枠だけになったテレビ君が、
月の光に映し出される自分の影を見つめる場面が好きです。
穴のあいた自分を受け入れる事。
足りない足りないと思っている部分を
見ないようにするんじゃなくて、
受け入れて、個性として生かす。
まさに今の自分にしっくりくるお話でした。
上映後に行われたトークイベントでは、
それぞれの作品の監督、
稲葉拓也監督と、アンマサコ監督の貴重なお話を聴くことができました。
「描かない事には、作品はできないんですよね」
という言葉が響きました。
私の場合も、それだ。
作らない(弾かない)ことには、作品(私の音楽)はできないんですよね。
こんな素敵な作品を作っている人でも、
作品作りに取りかかるのに
腰を上げるのが大変だとおっしゃっていて、
なんだか親近感を感じました(笑)
明日への創作意欲をたくさんいただきました。
ありがとうございました
おまけ
上映会の後、
恵比寿の美味しいピザ屋さんダ・ミケーレへ。
大きくてめちゃくちゃ美味しいマルゲリータと、
スーパードライのエクストラコールド(このビールも美味しい!)
をいただく。
御馳走様でした
映画 ムードインディゴ ~うたかたの日々~
2013.11.10 Sunday
映像が細部まで凝っていて、一瞬一瞬が素敵な映像。
見逃した画がたくさんありそう。
もう一度じっくり観たくなる映画です。
アメリにも出ていた女優さん、オドレイ トトゥさん。
映画として「アメリ」は大好きですが、
今回ムードインディゴのオドレイさんを観て、
この女優さんのことも好きなんだなぁと気づきました。
映画の内容。
キラキラした幸せいっぱいの世界から、どんどん不幸な世界になっていきます。
indigoは、「ブルーな気分」を超えた深い憂鬱の表現だそうです。
藍色は好きです

最近は幸も不幸も捉え方でかなり変わるということを知ったので、
その視点から見ますと
-病気からの悪い気で家がどんどん汚く黒くなっていく←掃除すればいいのに(笑)
-ドロボーに来た友人にお金をあげた後で泣き叫ぶ←あげなきゃいいのに(笑)
なんていう感想が湧いてきました

主人公は彼女の為にお金集めに奔走して、がんばってるんだけど、、
病気になった彼女の気持ちにも疎くなって、何が必要かもちゃんと視えていないようでした。
そしてこういうことって自分にも往々にして当てはまるなぁと感じたのでした。
こうするべきだと思っていることが、
実はしなくてもいいってことがたくさん。
するべきだと思って我慢してがんばってやったのに報われない。
なんでだーーー!!!
って怒る。
よくわかります(笑)
やりたくもないのにやって、報われなくて、悲しんで怒って、、
客観的に観ると、なんだかおもしろい。
やらなきゃいいのにね

自作自演の喜劇を演じているようでもあります。
映画の構成として、最後にハッピーエンドへ持って行かないことにとても好感が湧きました。
無理矢理ハッピーに持って行かれて萎えてしまうことも多々あるのです。
音楽は、「うたかたの日々」原作者:ボリス ヴィアンさんが大好きだったという、
Duke Ellington先生の楽団の曲が使われています。
映画の題にもなっている「mood indigo」は音楽に使われていませんでした。
彼女の病気「蓮の花」のひらめきを得たであろう曲「Lotus Blossom」も使われていません。
「Lotus Blossom」大好きな曲です。
これは、Duke Ellingtonさんの片腕として知られる、
ピアニストのBilly strayhornさんが作った曲です。
Billy Strayhornさんが作曲した「Take the A train」が主題曲として使われていました。
いろいろ書きましたが、もう一回観たいです。